書籍レビュー: 『Python FlaskによるWebアプリ開発入門 物体検知アプリ&機械学習APIの作り方』

Luca

みなさん、こんにちは!
今回は『Python FlaskによるWebアプリ開発入門 物体検知アプリ&機械学習APIの作り方』を一通りやり終えたので感想とちょっとしたレビューをしていきます。

Pythonを学んで、Webアプリを作ってみたい方。Flaskの勉強をしたい方の参考になればと思います。

どんな人におすすめか

さっそく結論から、この本はPythonの基礎を学び終えた方で、さらにWebアプリケーション開発にステップアップしたい方におすすめです。
また、Flaskを使って実践的なプロジェクトに取り組みたいエンジニアやデータサイエンティストにも最適です。

逆にプログラミング初心者、HTML・CSSが分からないといった方には難しい内容になっています。

Flaskで楽しく学ぶWebアプリ開発

本書の概要

この本は、PythonのWebフレームワーク「Flask」を使ってWebアプリケーションを開発する方法を学べるように構成されています。
Flaskの基本としてログイン機能など実装後、物体検知機能を持つアプリを作成し、その機能をAPIとして公開するまでの一連の流れを解説しています。具体的な内容は以下の通りです。

  1. Flaskの基礎
    • Flaskの概要と基本的な使い方
    • 問い合わせフォームやデータベースとの連携
    • 認証機能の追加など
  2. 実践的な物体検知アプリの開発
    • 画像のアップロードや一覧表示
    • 物体検知機能の実装と確認
  3. API化とデプロイメント
    • 作成したアプリの機能をWeb APIとして公開
    • デプロイメントの手法

詳細な目次や購入情報は翔泳社の公式ペーをご覧ください。

実際に使ってみた感想

楽しく学べる

この本の最大の魅力は、実際に手を動かしてアプリを作成しながら学べる点です。単なる理論ではなく、動作するアプリケーションを自分の手で作り上げることで、学びの実感が得られます。
特に、Pythonの基礎知識がある程度あれば、スムーズに進められる内容です。

大人でも淡々と解説されるだけでは、辛いですからね!
楽しいことは大事ですよ。

エラー対応のスキル向上

プログラミングにはエラーが付き物です。エラー自体は、間違いの原因を教えてくれる便利なものですが、勉強中のエラーは原因が分からず嫌なイメージが!とい方も少なくないと思います。

書籍の内容にはエラーに関する詳細な説明が少ないため、自分でエラーを解決する力が求められます。これがストレスに感じる方もいるかもしれませんが、エラーを解決することで得られる達成感は大きく、プログラミングの醍醐味を味わえます。

HTMLとCSSの知識も必要

この本はあくまでFlaskに焦点を当てているため、基本的なHTMLとCSSの知識が必要です。これらの知識がない場合は、適宜他のリソースを参照しながら学習を進めると良いでしょう。

環境構築の難しさ

これはPythonについてですが、Windows環境でのPython環境の準備が少し手間取るかもしれません。MacやLinux環境であれば、よりスムーズに始められるでしょう。私は手こずりました
Windowsユーザーは、環境構築に関するガイドをしっかりと参照しながら進めることが大切です。

今後、Windowsの環境構築については記事にしたな

Kindle版の利便性

今回、こういった参考書にkindle版を始めて使いました。
コードをコピペできる電子書籍版(Kindle版)は非常に便利です。

自分でコードを書くことも大切ですが、すぐにコードを実行して結果を確認できるので、学習の効率が格段に上がります。
興味がある方は、kindle試してしてみてください。

あと金額もkindleの方が安いことも多いです。

ネット上のレビュー

ここまでは、あくまで一個人の意見です。ですが、ネット上でもこの書籍は高評価を得ています。以下にいくつかのレビューを紹介します。

  • Flaskを使ってWebアプリケーション開発というテーマで、物体検知アプリの作成、テスト、Web APIの実装、そしてサーバレスアプリケーションとしてのデプロイ方法まで学べる盛り沢山な入門書
  • さらには、機械学習の概念、モデル選定の考え方、選定したモデルのWeb API開発までも学べる
  • Webアプリの開発工程を学べる優れた入門書だと思う
(詳細なレビューはこちらをご覧ください)​ (‘sqr’atch-note)​

単体テストやAPI化、コンテナ化の話があるなど実践的 やや駆け足な印象もあるが、非常にためになる本

(詳細なレビューはこちらをご覧ください)​ (読書メーター)​

PythonのFlaskというライブラリを用いて機械学習のWebアプリと、外部から利用できるWebAPIを開発するために必要なことを基本から学べます。Pythonを用いて機械学習を行い、外部からアクセスできるインターフェイスを作りたい人におすすめです。また、Webサイトを使って、何らかのサービスを提供したい人にも役に立つでしょう。

(詳細なレビューはこちらをご覧ください)​ (ブクログ – web本棚サービス)​

割と説明が淡々としている印象があり、webの知識はある程度ないと難しそう。 日本語で書かれたFlaskの本は多くないので、貴重な一冊だと思う。

(詳細なレビューはこちらをご覧ください)​ (ブクログ – web本棚サービス)​

Flaskを使ったWebアプリの作り方を体系的に学べる初心者向けの書籍といった評価が多く見られました。私もこれらを読んで購入した経緯があります。

しかし、あくまでFlask初心者向けであり、プログラミング初心者向けではないと言う意見は、好評している人も含めて共通しています。
実際に読んだ私も同意見です。

まとめ

『Python FlaskによるWebアプリ開発入門 物体検知アプリ&機械学習APIの作り方』は、Pythonの基礎を学んだ方がさらにステップアップするための素晴らしい教材です。
実際にアプリを作りながら学べるため、飽きることなく楽しく学習を続けられます。エラー対応に苦労することもありますが、それを乗り越えることで一段と成長できるでしょう。

Webアプリケーション開発に興味がある方、Flaskを使って実践的なプロジェクトを進めたい方には、ぜひこの書籍を手に取ってみてください。

この本を使って、楽しくFlaskを学び、素晴らしいWebアプリケーションを作り上げてくださいね!